突発性難聴の原因について
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突発性難聴、原因はあるの?
突然耳が聞こえなくなってしまう難病である突発性難聴。なぜ突然難聴になってしまうのでしょうか?
突発性難聴の原因は内耳に障害が起きる
耳は「外耳」「中耳」「内耳」に分類されます。この順番で奥に行くので、内耳は耳の一番奥に位置しています。突発性難聴のタイプである感音難聴は「内耳」の病気です。
学術的な記述なので分かりにくいですが、とにかく、内耳という単語を頭に入れておいてください。どうして内耳に障害が起きるのかははっきりとわかっていません。
原因がはっきりしていない突発性難聴
研究中で確定ではありませんが、5つの説があります。
1.内耳循環障害説
毛細血管が細くなったり、血の塊ができることで血流が妨げられ、内耳まで血液が十分届かないことで機能不全を引き起こしてしまいます。
2.ウイルス感染説
治療でステロイド剤が効果が高いということや、地域や時期により風邪をひくことで発症する人が多くみられます。
また、突発性難聴は再発しないという特徴があります。免疫が作られている可能性があることから、原因はウイルスではないかと考えられています。
3.リンパ液説
内耳のリンパ液の量や性状の変化による異常があります。
4.内耳窓破裂説
中耳と内耳の境界の壁から内耳のリンパ液が漏れることによって起きる異常です。
5.腫瘍説
内耳の神経に腫瘍ができ、異常が起こります。
家族に難聴の人がいるなどの遺伝傾向は今のところ見つかっていないようです。
ほとんどの場合は、片耳に症状が出ます。
ストレスをためてしまったり、疲れているのに無理をしてしまったり、生活習慣や風邪が原因と考えられることもあります。
突発性難聴の診断方法とは?
耳鼻咽喉科に受診した時に詳しく問診が行われます。突発性難聴であると診断が下される決め手はズバリ、「ある瞬間から突然難聴が始まった」ということです。そして、さらに視診検査が行われます。耳鼻科の医師が、耳を実際に診て確認する項目は次の3つです。
- 外耳道が塞がっていない。
- 鼓膜に異常がない。
- 聴力検査室で聴こえの検査を行い、片方の耳の難聴が特定できる。
突発性難聴の原因を特定するのは難しいゆえに、
耳に違和感や聞こえ方が違うと感じたら早めに受診!
突発性難聴の原因を特定するのは難しいゆえに、予防方法もはっきりとお伝えすることができませんが、耳に違和感や聞こえ方が違うと感じたら早めに受診することです。
突発性難聴だと診断されたら、指示に従い、ゆっくりと症状と向き合いましょう。